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「灰夜」

大沢在昌のタイトルの付け方は、変である。「毒猿」はよいとしても「屍蘭」「無間人形」「炎蛹」「氷舞」というのは何だ。これら、すべて「新宿鮫」シリーズのタイトルである。そしてシリーズ最新作は「灰夜」という。「灰夜」
大沢在昌のタイトルの付け方は、変である。「毒猿(どくざる)」はよいとしても「屍蘭(しかばねらん)」「無間人形(むげんにんぎょう)」「炎蛹(ほのおさなぎ)」「氷舞(こおりまい)」というのは何だ。これら、すべて「新宿鮫(しんじゅくざめ)」シリーズのタイトルである。そしてシリーズ最新作は「灰夜(はいや)」という。
これ、新宿鮫シリーズなのに新宿が出てこない。舞台は(伏せられているがおそらく)鹿児島である。鮫島(通称「鮫の旦那」)が警察のキャリア仲間(自殺している)の七回忌に鹿児島に行って、何者かに拉致されてしまう、という話。話の半分までは面白いが、そこから、警察官僚がどうしたこうしたとか、暴力団の何と何がどうしたこうしたとか、という話になって難しくなってくる。でもまあ、最後まで一気に読んでしまった。
なぜか、今、新宿鮫シリーズの別の本が出ている。「風化水脈」だったか。読みたいがハードカバーである。ハードカバーは、本棚の整理が面倒なので、買わない主義である。新宿鮫は通常、新書で出る。例外が「無間人形」であった。これは買ってしまった。そのおかげで、私の書棚の新宿鮫シリーズはいびつに並んでいる。

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[2001-03-27]