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いとしが亡くなって

いとし・こいしの苗字知ってる?」
「知らないねえ。なんて言うの?」
「夢路いとしと喜味こいしだよ」
「ほう、面白いじゃないか」
「だろう。じゃ、どこの生まれか、知ってる?」
「いや、知らないね」
「ほんとに君は何も知らないね」
「いやあ、普通、いとし・こいしの出身地なんて知らないよ」
「君ぃ、キリストがエルサレムで生まれたことは知っているだろう。ではなぜいとし・こいしの出身地を知らないのだね」
「いとし・こいしがイエス・キリストだってのか」
「そうだよ。聖人だね。手塚治虫に国民栄誉賞をと言うくらいなら、いとし・こいしにはノーベル賞をあげたっていいね」
「そんなこと言っているのは君だけだよ」
「で、だ。本題に入ろう」
「おお、そうしてくれ。何の話だっけ?」
「夢路いとしの出身地の話だよ」
「ああ、そうだった。上方漫才の重鎮とか言われてたから、大阪だろ」
「それが違うんだ。驚くなかれ、横浜の出身なんだよ」
「え?それは驚きだ」
「だろう?でも考えてみれば当然と言えば当然なんだ。実は親が旅芸人だったんだよ。で、公演先で生まれて、それがたまたま、横浜だったということなんだ」
「なるほどね」
「アントニオ猪木がブラジル出身だと思われているけど、実は横浜生まれだというのと一緒さ」
「一緒じゃないだろうけど、それはそれで面白いな」
「先日、いとしが死に、当然、コンビは解散。相方が死んでしまってコンビが組めなくなったというケースは結構あるね」
「そうだね。やすし・きよしとか」
「まあ、コンビを組んでいたときだって面白かったとは思わないけど」
「おい、怒られるぞ」
「今、ピンで(一人で)テレビに出ているけど、悲しいほど面白くないもんな。あれ国会議員でなかったらどつかれてまっせ」
「おい、撃たれるぞ」
「で、今、まことしやかに囁かれていることがある」
「え?」
「いとしを失ったこいしが、海老一染太郎と組む」
「嘘つけ」

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[2003-10-11]

漫才