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美々卯

「うどんすき」という食べ物がある。鍋の一種類である。うどんがメインの鍋料理、と定義できるかもしれない。ところが、この「うどんすき」という言葉は、登録商標である。ここで紹介する美々卯という店の登録商標であり、他の店は勝手に「うどんすき」という言葉を使ってはいけないのである。かなりうるさいらしい。
店に入ると、だし汁のいい匂いがする。さて、名物、うどんすきを頼む。一人前3500円。テーブルには電磁調理器がセットしてあり、そこに洗面器のような金属製の鍋を置く。
ここで物理の話。水の分子は絶えず振動している。振動の頻度が高いものほど温度が高い。つまり、熱いお湯はぶるぶると激しく震えているということだ。逆に、水の分子の振動を大きくしてやれば、温度が上がるということになる。さて、水の分子にはプラスの部分とマイナスの部分がある。そこで両側を電極で挟んでプラスとマイナスを激しく入れ替えると、間に挟まれた水の分子のプラスとマイナスも激しく入れ替わる。これが振動になる。したがって水が熱くなる。これが電子レンジの仕組みである。
電磁調理器もたぶん、同じ仕組みなのだろう。だから、電磁調理器そのものにさわっても熱くはない。しかし、その上に載せられた鍋の中の水は熱くなる。
洗面器のような鍋にだし汁を注ぐ。そこにいきなりうどんを入れてしまう。そのあとに具を入れる。このあたりは全部、店の人がやってくれる。四角い箱が出てくる。生きたエビが入っているらしい。「沸騰したら、きちんと押さえつけて、鍋の中に入れてください」。箱を開けると、まだビチビチと動き回るエビと、ピンセットのような器具が入っていた。

○総評○
美味しかった。最初にうどんを入れてしまうので、普通ならば、柔らかくなりすぎてしまうのだろうが、そこは考えてあって、太めのうどんになっている。ただ、このような重いうどんは好みが分かれるだろう。
店は高級感がある。一人前3500円には、この値段も含まれている。

○場所○
新宿駅すぐそばのNOWAビル。

○データ○
●営業時間
(不明)
●住所
(不明)
●TEL
(不明)

取材 2000年2月10日
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