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コンサート-AC/DC

午後5時半頃に仕事を終え、駅に向かう途中で、Y氏に電話をしました。今日のコンサートは横浜アリーナで、6時開場、7時開演です。Y氏は何ともう会場に着いているとのことでした。6時開演だと勘違いしていたようです。あまりコンサートに行ったことがないので、月曜日という平日のコンサートがそんな早く開演してしまうことはないことを知らなかったようです。会場のそばの時間貸しの駐車場に入れたので、1時間分、無駄に料金を払うことになりました。「あと50分くらいかかるよ」というとかなり落胆していましたが、仕方がありません。
横浜線に乗り、町田から新横浜に向かいます。新横浜は横浜という名前が付いていながら、かなり陸地にあります。確か、横浜から駅3つ分くらいのところにあります。新幹線が停まることと、ラーメン博物館があること、そして横浜アリーナがあること、が特徴です。横浜線はちょうど帰宅の時間に当たるというのに、あまり人が乗っていませんでした。
6時半くらいに新横浜に着きました。横浜アリーナがどこにあるか、知りませんでしたが、人がぞろぞろと歩いているので、その流れに身を任せます。駅では「本日は1万人のコンサートが開催されますので、帰りのキップを買ってから、お出かけください」などとアナウンスをしていました。また、イオカードも売っていました。私は元々、イオカードを持っていましたので、関係ありません。イオカードはそれを自動改札に入れると勝手に切符代を精算してくれるという便利なものです。最近はパスネットカードというのもあって、これは各私鉄と地下鉄に対応しているというもの。乗り換えは意外に不便でしたが、このパスネットがあれば、勝手に精算してくれるので、非常に便利です。早くイオカードとパスネットカードが統合されればよいと思います。
さて、横浜アリーナに着いて、携帯電話をかけてY氏を捜します。すぐに見つかりました。今日は4人でこのコンサートを見ます。あとの2人、T氏とO氏ももうすぐ着くようです。O氏は普通に電車に乗ると間に合いそうにないので、東京から新幹線で来るそうです。とりあえず、Y氏と私は先に会場内に入ることにしました。
横浜アリーナは楕円形の建物で、アリーナ席、1階席、2階席とあります。私たちの席はステージに向かって左手の1階席。意外にステージに近い席でした。席は、可動式らしく、コンサートの時に設置されるようで、足下に透き間があいています。サーカスの階段席のようです。この透き間から物を落とすと、次にこの席を解体するときまで、物を取れないらしく、気を付けろとアナウンスが流れています。ステージの中央から客席に向けて花道が設けられていて、その先端は丸い小さなステージになっています。その情報にはAC/DCと書かれたベルがぶら下げられています。
私たちの前の席には体重150キロくらいの白人男性が座っています。ちょうど両側の席が空いているので、私は自分の体格に合わせて両側の席のチケットも買ったのかと思いました。その白人男性の左一つ開けた隣りも体格のいい男性。そして私の左隣に若い女性がきて「ずっといますか」と私に声をかけます。「1階表に槙原がめった打ちを食らったときはすぐに帰ったけど、コンサートに来てすぐに帰る客はないだろう」と皮肉をいってやろうかと思いましたが、どうやら荷物を席に置いておくので見ていてほしい、とのこと。責任は取らないよ、といって承知しました。そのうち、O氏とT氏もやってきました。どうやら、早速、足下の隙間から携帯電話か何かを落とした客がいたそうです。だんだん席が埋まってきました。右前方にサラリーマン風の中年男性がコートと上着を脱いで、仏頂面をして腕を組んで立っています。そして、遅れてやってくる客をにらみつけています。彼は生粋のファンなのです。自分が敬愛するバンドのコンサートに遅れてやってくるとは何事か、という雰囲気です。
AC/DC。今日は、このオーストラリアのロック・バンドが19年ぶりに来日して演奏をするのです。仏頂面のサラリーマンが特別な思い入れを持っているのは想像に難くありません。ひょっとしたら19年前に彼らの演奏を見ている人なのかもしれないのです。
前の席の白人男性は、席に座っておとなしく身を乗り出して客席の様子を見ています。ベルトをしていないので、ジーンズからお尻が丸見えです。そのうち、前の方におとなしそうな女性がやってきて席を探しています。チケットを見ながら、席を数えていくと、あらあら、巨漢の白人男性の隣です。あからさまに、困っちゃったなあ、という顔を見せながらも、その席に座りました。その巨漢は両方の席を買い占めていたわけではなかったようです。
開演予定時刻を15分ほど過ぎたところで、会場が暗転、コンサートが始まりました。会場はすさまじい熱気です。
私は、実は彼らのファンではないので、曲もよく知らないのです。一応、最新アルバムは買ってよく聴いたのですが、そのアルバムからは1曲しか演奏しませんでした。しかし、楽しめました。元々、彼らの曲は構成が凝っているわけでもなく、ただひたすら押しまくるといった感じで、体が勝手に動きます。
さて、彼らのコンサートには、定番があります。ギタリストであるアンガス・ヤングのストリップです。最初に登場するときは半ズボンをはき、シャツにネクタイを締めて上着を着ています。ステージ後方には、スクリーンが設置され、バンドのアップ映像を映しだしているのですが、アンガス・ヤングは、病気じゃないかと思うほど、汗をかいています。穴が3個あいたネルドリップのコーヒーみたいにだらだらと汗が流れ落ちています。コンサートの中盤に彼のギターソロのコーナーがあるのですが、やがて彼は演奏しなくなり、上着を脱ぎネクタイを外し、シャツを脱ぎます。最後に客席にお尻を向けて、ズボンを下ろすのですが、今回はお尻は見せず、AC/DCと書かれたパンツを見せました。別に見たくはないのですが、定番ですので、見ないとまた期待はずれのような気もします。
その他には、「ヘルズ・ベルズ」という曲ではボーカルがベルからぶら下がった紐につかまって空中高く引き上げられたり、巨大なアンガス像が登場したり、「ホール・ロッタ・ロージー」という曲ではロージーという名前の巨大な風船人形が登場したり、仕掛けが盛りだくさんです。終盤では、大砲が登場し、曲に合わせて、バンバンと爆発音を出します。私は何度かハード・ロックのコンサートを見ましたが、こんなに派手に火薬が使われたのを見るのは初めてです。東京の会場でコンサートをやらなかったのは、この火薬の許可が出なかったからではないでしょうか。火柱が上がると、客席の方まで熱気が届きました。最後には大量の紙吹雪が舞い、それがまだ舞っているうちにコンサートは終わりました。
非常に楽しめました。もし、次に来日することがあれば、是非、また見に行きたいと思います。
取材:2001年2月19日
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