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月刊歌謡曲

少年誌というジャンルがある。「週刊ジャンプ」や「週刊サンデー」といったマンガ雑誌である。これらの雑誌のターゲットは明らかに子供である。彼らは物がかさばることにあまり頓着しない。むしろ、マンガなどはかさばった方が、買い得感が増すらしい。ということで少年誌は、あえて粗雑な紙を使い、ページ数の割りに分厚くなるように考えられている。
さて、「月刊歌謡曲」という雑誌がある。少年誌のように分厚い月刊誌である。タイトルの通り、歌謡曲の雑誌である。その時、流行っている歌を歌詞、ギターコードはもちろん、メロディをすべて楽譜にして載せているのである。一曲一ページというレイアウトでなかなか使いやすい。私はこの「月刊歌謡曲」の年末特集号を1991年から、欠かさず買っている。年末特集号は、その年のヒット曲をすべて載せているのである。
この年末特集号は12月号であり、通常11月に発売される。12月になるともう新年号になってしまい、店頭には置かれない。昨年の年末特集号を私は買いそびれた。12月になり、今年も年末かあ、と感慨に耽る頃には、もう売られていないのである。私は慌てた。早速、なじみの本屋に取り寄せてもらった。
何日か経って、私の手元に、その本が送られてきた。紙にくるまれたそれを見て「これは違う」と思った。厚さが違うのである。年末号は、分厚い「月刊歌謡曲」の中でも、特に厚い。明らかに、薄いのである。案の定、開けてみると、1月号であった。全然、意味がない。本屋にクレームを付けて、年末特集号をくれ、と改めて申し付けた。
さて、やってきた「月刊歌謡曲」年末特集号。さて、どんな曲があるかなあ、とページを繰ると、知っているのは、4曲だけ。それも、すでに昨年の年末特集号に載っていた曲である。つまり、2001年で新しく知った歌はなかったことになる。
1980年代の日本の歌謡曲は、アイドル全盛で、非常につまらなかった。この間、私は洋楽と呼ばれる音楽を聴いていた。今でも当時のアイドルの曲を聴くと寒気がする。
それで思い出したが、先日、駅でストリートミュージシャンを気取る若者がギターを弾きながら歌を歌っていた。非常に下手である。その彼が何を勘違いしたか、「ナイナイシックスティーン」という曲を歌っていた。本当に寒気がした。下手な上に下手な選曲である。
そして1990年代。チャゲ&飛鳥や小田和正がヒット曲をとばした1991年から始まる日本のポップスの黄金期である。この黄金期の「月刊歌謡曲」年末特集号は、なかなか大事なような気がするのである。
しかし、昨年は4曲しか知らないとは。実はその前の年も4曲しか知らなかった。2000年になった途端、これだ。もう、日本のポップスからも手を引かなければならないのかもしれない。
というわけで、結局、古い歌の本を引っぱり出して、歌うわけである。

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[2002-02-08]

音楽